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[2024-55]ヤマセの中、みちのく潮風トレイル御一行様が到着した

 6月22日(土)は、朝からヤマセが吹いています。洋野町種市は風が見える町。白い霧が風に乗って海から押し寄せ、海岸沿いの道を横切りながら山に向かってゆっくりと流れていきます。
 この日は、洋野町かどはまを出発したみちのく潮風トレイルツアーに参加する御一行様が、休憩を兼ねて実習棟の見学にお出でいただく予定です。おっ、来た来た!

防風林の隙間からヤマセが吹いている(みきが白い)のがわかるかな?
校門の手前に、みちのく潮風トレイルの銘板めいばんが設置されています
茶色で風景になじみやすく、案外目立ちません(泣)

 校門付近には、みちのく潮風トレイルの銘板があるのですが、風景に同化して案外目立ちません。本日の御一行様も、気付かずに通り過ぎてしまう方がほとんどでした。

「着いた~」 まずは、水分補給とトイレ休憩をしましょう

 三陸ジオパーク認定ガイドの長坂さんが、実習棟の概要を説明してくださいました。

NHKの朝ドラは、ここで撮影されました!
ツアー参加者でもある本校職員が、潜水実習について説明しています

  ひととおり説明を終え、みんなで「南部ダイバー」を歌いました。

白ぉい~かもぉ~め~か~ 波ぃし~ぶぅき~

<南部ダイバーの唄>


 みんなで歌って元気が回復したところで、実習棟内を見学しました。

このプールは1.2m、3m、5m、10mの4段階の深さがあります
実習に使うヘルメットが並んでいます
では、また出発しましょう!

 実習棟では、潜水実習の様子やプールの水質の管理などの御質問もいただきました。
 本日のツアーに参加した本校職員は、海洋開発機構(JAMSTEC)の研究チームの一員として、日本初の水深300mにおける飽和潜水を経験しています。その際は、窒素をヘリウムに置き換えるなどして特別に調製・調圧された空気を充填した特殊な耐圧容器に入り、水深300mまで1日かけて潜行。耐圧容器から海に出て1週間ほど色々な実験を行い、2週間ほどかけて徐々に減圧しながら大気圧に戻したのこと。東京タワーなら、せいぜい耳がキーンとするぐらいで、ほんの数分程度で300mを往復できますが、水深300mでは1ヶ月近くの時間をついやさなければなりません。潜水士は、まさいのちけの仕事です。

さあ、次の目的地を目指しましょう!
ヤマセですずしいのはうれしいけれど、海が見えなくて残念

 約40分の休憩・見学を終えた御一行様は、ヤマセが吹く中、次の目的地を目指して元気に出発しました。御来校、ありがとうございました!


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