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[2024-36]海洋開発科2年 測量実習

 5月14日(火)、昨日の雨が嘘だったかのような青空のもと、海洋開発科2年生が測量実習を行っていました。

 海洋開発科2年生は、毎週火曜日が実習日です。朝のSHRが終わると、実習着に着替え、1校時から6校時まで実習を行います。

 本日の実習は「測量」。
 「測量」とは、土地の形や高さを正確に測る作業のことです。建物を建てたり、道路を作ったりする際に、その土地の形や高さを正確に測定しないと、水平が保てなかったり所定の勾配こうばい(=かたむき)と異なって仕上がってしまうため、土木や建築の世界では欠かせない重要な作業の一つです。

 本日は2班に分かれ、種市高校の校舎のまわりをぐる~っと一周する「トラバース測量」という方法で測量し、校舎周辺の地図をつくる作業を行いました。

「トータルステーション」を使って作業をする姿が板についてきました


数値を読み上げ、記録をつけていきますが・・・


「ん? おかしい…誤差が大きすぎる! もう一回!」

 記録係の生徒にダメ出しをもらい、セットし直すことに…

 すると、見かねた先生が、助け舟を出してくれました!

先生「何事も失敗してみないと分かりませんからね~」


 次の地点に移動し、据え付け。(「トータルステーション」という機材をセッティングします。)

結構、重い!


 セッティングするのも一苦労。まず3本の脚の長さを調節してほぼ水平にセットし、続いてトータルステーションの下部にある3つの調整ネジを操作して完全な水平とします。このようにすることで、デコボコの地面の上でもトータルステーションを水平に保ち、正確に距離と角度を測ることができます。

 今日は丸一日かけて、各班で10地点の測定を完了することができました。

 古くから「習うより慣れろ」とよく言われますが、海洋開発科の実習は、まず経験豊富な先生方に「習」い、さらに日々の実習を積み重ねて「慣」れ、技術を磨いていきます。

 仲間と苦楽を共にする実習の積み重ねこそが、確かな技術や感覚の習得とブラッシュアップの根幹。海洋開発科の生徒たちは、産業界に資する人財となることを目指して日々実習にはげんでいます。

ヨシッ!

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