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[2023-67]こはいかに かかるやうやはある

 10月18日(水)に、地域の皆様にも御参加いただいて防災避難訓練を実施しました。
 訓練内容は、「避難」「消火」「煙」の3つです。

1 避難

 「火事だ~」の発声に続いて非常ベルが鳴り、第一発見者による避難指示が校内放送で流れました。「訓練、訓練、火災発生。直ちにグラウンドに避難してください!」

「直ちにグラウンドに避難してください!」

 しかし、いざ避難しようと防火扉を開けると、なんと階段に煙が...
 「こはいかに! かかるやうやはある!」
 さぁ、どうする?

避難経路に想定していた中央階段に煙が発生
煙の発生は、久慈広域連合洋野消防署員に対応していただきました
あっという間に煙が充満

 迷っている間に煙はどんどん濃くなり、もはや避難が困難に!
 「先生、ここは危険です。非常階段で避難しましょう。」
 「ヨシッ、避難経路変更。外の非常階段へ向かえ!」
こんなやり取りが行われ、全員が非常階段に向かいました。

小学校で「おはし」を学んでいるので、整然と避難します。
(「お」さない 「は」しらない 「し」ゃべらない)
訓練に参加した地域のお年寄りを誘導しています。
「しっかりつかまってください!」「ありがとぉよ」
洋野消防署副署長様からお褒めの言葉をいただきました

 グラウンドに整列して点呼を済ませ避難完了。洋野消防署副署長様から「火災発生から避難完了までの時間が想定よりも短かった」とお褒めの言葉をいただきました。

2 消火

 続いて、消火訓練を行いました。
 ABC消火器の取扱要領を説明したのは、なんと海洋開発科の3年生。
 彼は、2年生の時に「危険物取扱者 甲種」を取得しています。

説明する生徒の隣で、先生がABC消火器を提示しています

 続いて、1年生の代表者による消火訓練です。

火元に向かってブシャーッ
町内会の役員さんもブシャーッ
地域のお年寄りが消火訓練の様子を見学しています。
「ほぉ、上手に消すごどぉ」 

3 煙

 消火訓練の後、煙が充満した状態における避難を体験しました。

さぁ、入るぞ!
なんも見えねぇ
ハンカチで口を押えて脱出成功!
「本物の火事だったら避難できなかったかも(汗)」

 今回使用した煙は訓練専用の安全なものですが、消防署員の説明で、本当の火災では煙の吸い込みによって命が危険にさらされることを学びました。
 ABC消火器による消火訓練と煙が充満た状態における避難は、地域の皆様にも実際に体験していただきました。