[2023-132]雲ゐにまがふ沖つ白波 大雪で臨時休校になった
「ドカ雪が降ると岩手の沿岸に春が来る」などと言われていますが、それにしても今日のドカ雪は桁外れでした。
JR八戸線は鮫駅~久慈駅間で運転見合わせ。三陸道は八戸JCT~階上IC間で除雪のため通行止め。この結果、国道45号線に自動車がドッと流れ込みました。湿った重い雪のため倒木が発生したり、タイヤが空転して立ち往生するトラックやトレーラがいたりと、国道45号線が大渋滞。
洋野町の小中学校は臨時休校措置をとり、給食もストップ。本日は普通科2年生が町内の中学校に出向き、「総合的な探究の時間」の成果発表会を実施する予定でしたが、本校も臨時休校措置としました。
種市漁港のはるか沖から白く砕けた荒波が次々に押し寄せ、赤灯台に激しい飛沫があがっています。「雲ゐにまがふ沖つ白波」。本来は長閑な風景を詠んだ歌なのでしょうが、きょうの沖合は雲も水平線も混然一体となっていました。
少しでも体温が奪われないよう片脚を引き込み、風に向かってひたすらジッと耐えるウミネコたち。「人生には、こんな時もあるさ」と教えてくれているようでした。