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[2024-54]小さな命を救った

 6月21日の朝、昇降口に一人の生徒が思いつめた様子で立っていました。
 訳を聞くと、登校の途中で置き去りにされている一匹の子猫を見つけたとのこと。付近に親猫がいないかと必死に探したものの見つからず、このまま見捨てておけないと思って連れてきたものの、さてどうしたらよいものか...と思い悩んでいたのでした。
 胸ポケットから顔を出したオスの子猫はハムスターほどの大きさ。まだ目も開いておらず、ヘソのもついていて、生まれてから数日しか経っていない様子です。何かのアクシデントで、置き去りになってしまったのでしょうか。とりあえず安心できるように箱を用意し、タオルを敷いて寝床をつくりました。

空腹と寒さで時々プルプルふるえています
手のひらは、あったか~い
抱っこしてもらうと安心するなぁ

 空腹と寒さで鳴いているので、スポイトで牛乳を少しずつ飲ませたりしているうちに、だんだん元気になってきました。
 世話をしつつ子猫の里親を探したところ、とある職員の実家が受入れてくれるとのこと。本校の潜水作業実習船にちなんで、「たねいち丸」と名付けられました。よかったね、たねいち丸!

ボク、たねいち丸

<「たねいち丸」の成長記録はコチラ>


<潜水作業実習船「種市丸」>


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