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[2023-115]海から生まれ、海で育ち、海を活かす

 令和6年1月31日(水)、日本埋立うめたてしゅんせつ協会 東北支部 宇野沢様、五洋建設株式会社 東北支店 久保様、東亜建設工業 東北支店 岩本様を講師にお招きして、海洋開発科の全学年を対象とした「海洋工事学習会」を実施しました。

※浚渫(しゅんせつ:Dredging)
 船舶が安全に航行できるように、港や航路の水底に堆積した土砂を取り除く作業のこと。

 海に囲まれたわが国においては、海上交通の拠点である港湾の建設および臨海部の土地造成は、国の基盤を支える根幹です。また、港湾整備の充実は私たちの生活を豊かにするために不可欠です。

海洋開発科の生徒46名が、社会を支える海洋土木の魅力を学びました

 食品等の輸入品99.6%が港を利用した輸送によって貿易が行われています。港がなければ海外からの食品や原油(ガソリンや灯油に精製する前の油)などが輸入できません。

 物流基盤や海上空港、交通インフラやまちづくりなど、産業と生活の基盤をつくるとともに、防波堤の築造や岸壁の耐震化、液状化対策など海洋土木の仕事は多岐にわたることを教えていただきました。

港湾建設には、潜水士の「人の目」「人の手」でなければできない作業があります
海洋工事は「スケールが大きい
ダイナミックかつ繊細に!
海洋工事は「社会へ大きな影響を与える
多くの人やモノ、お金を動かす!
海洋工事は「オンリーワン
唯一無二の受注生産!
海洋工事は「後世に残る仕事
半永久的に社会に残る!


3.11伝承ロード ~教訓が、いのちを救う。~

 東日本大震災の教訓を学ぶため、震災伝承施設ネットワークを活用して、防災に関する様々な取り組みや事業を行う活動を「3.11伝承ロード」と言います。
 今回の学習会で「航路を開け!緊急物資と燃料を届けろ」及び「津波から市民の命と財産を守るために」の2本の映像アーカイブを上映していただきました。

震災時は、迅速に対応して航路を啓開けいかいしました

※啓開(けいかい)
 水路の障害物や危険物などを取り除いて航行を可能にすること。

災害・震災への対応も、今後の建設業界が担う使命です

 壮大な海を相手にした海洋土木の世界や社会を支える意義について学びました。今回の学習を大切にして、有為な人材になれるよう生徒・教員共に海洋教育に励んでいきます。

宇野沢様、久保様、岩本様
貴重なお話をありがとうございました

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