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[2023-26]再圧室を見学した

 潜水中は、水圧によって地上にいるとき以上に身体の組織や血液などに窒素が溶解します。この状態で急浮上すると、身体が水から受けていた圧力が低下するために組織や血液などに溶解していた窒素が気化して気泡が発生し、血液の流れが妨げたられたりして危機的な状況に陥ります。この状況を減圧症と呼び、この危機を脱するには一刻も早く浮上前の水圧に相当する圧力をかける(再圧する)必要があります。(本校では、減圧症が発生しないよう安全を確保して実習を行っています。)
 本校の実習棟には、この再圧を行うための設備である「再圧室」が備えられており、これを使って「再圧室の操作の業務に係る特別教育」を受けた海洋開発科の卒業生は、特別教育修了証を手に、世界の海に巣立っていきます。 

海女さんたちの訓練中、ふと見ると海洋開発科の学校設定科目「潜水」の授業で生徒たちが再圧室を見学していました。
再圧室内の圧力を表示するゲージ(メーター)やインターホンが取り付けられています。
「再圧室のお世話には、なりたくないなぁ」
「安全には十分気をつけるぞ!」

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